REPORT
モノのしくみ探究部
モノのしくみ探究部の探究結果報告~防滴Bluetoothスピーカー分解編~

Tomoaki Yamaguchi
2020/12/9

みなさんこんにちは!
モノのしくみ探究部の活動をしているグッチです。
モノのしくみ探究部とは
モノのしくみ探究部の目的は、『ワークショップを通して、モノのしくみを見抜く視点を養うこと』です。モノのしくみを見抜く視点を養うことで、身の回りの家や学校にある道具や家電などの仕組みが見抜けるようになり、自分が何かを作ろうとしたときに、普段の生活からヒントを得で作りたいモノを作れるきっかけになるような活動をしています。
*今までの活動はこちら
グルーガン分解編:https://kashiwanoha.vivita.club/column/2337/
グルーガン図鑑編:https://kashiwanoha.vivita.club/column/2635/
ワークショップ一日目
一日目はオンラインで行い、防滴Bluetoothスピーカ中身の予想を行いました。
読んでいる皆さんもぜひこのスピーカーの中身はどんな風になっているのかを予想してみてください!

ワークショップの二日目
二日目はVIVISTOP柏の葉で行い、分解と実験を中心にしくみについて探究しました。

分解していく中で、スピーカーには磁石があることが分かりました!
ほかにもコイルのようなモノが入っていることもわかりました。

しかし、防滴Bluetoothスピーカを分解するだけではわからないこともまだまだたくさんあります。
ほかのスピーカーの中身、Bluetooth機能や防滴性能に関してです。
それらのわからないところは、ヘッドホンやイヤホンも分解していくことで少しずつ分かったきました。
分解してみると、どの音が出る部分にも磁石とコイルが入っていて、スピーカーの基本的な構造はどんなものでも一緒なのではないかということが分かってきました。



分解作業を進めていく中で、Bluetooth機能のあるハンズフリーのイヤホンがありました。防滴Bluetoothスピーカーと同じくBluetooth機能があるので、比較対象として良さそうということで、分解作業が始まりました。

実は上の写真にあるチップと防滴Bluetoothスピーカの基板上にあったチップが同じことがわかりました。
Bluetooth機能を持つ二つの製品の中の基板にだけこのチップがあったので、Bluetooth機能はこのチップが実現しているんじゃないかという推測を皆でしました。
また、よくみたらどちらのチップの近くに、クネクネした銀色の線があり、それはもしかしたらBluetoothのアンテナなのではないかなという推測もしました。


防滴Bluetoothスピーカの防水性能について実験をすることも行いました。
*中身のバッテリーや基板をすべて取り外しています。

“防滴” Bluetoothスピーカーという名前だけあって、霧吹きであてても中に水は全く入っていなかったです。
そして、完全に水の中に入れて実験も行いました。
*左の霧吹きの下にあるのは、『洗えるキッチンタイマー』の防水性能実験です。

下の写真のように自ら出すと、たくさんの水が出てきました。

最後に、スピーカ部分にオシロスコープを使って、音と電圧波形がどのような関係にあるのかを考察しました。
曲を流すと音の大きさと電圧波形の振幅の大きさが相関関係がありそうなことがいろいろ実験していると見えてきました。

今回の防滴Bluetoothスピーカー探究活動のまとめ
防滴Bluetoothスピーカーの分解やほかの製品と比較をすることで、スピーカーの構造の共通点や防滴性能に関して探究を進めていくことができました。
違う製品から同じ部品や構造があることを発見したり、製品の性能について実験で確認してみたりして、【モノのしくみを見抜く視点】を養うことができたのではないかと思っております。
次回のモノのしくみ探究部の活動
次回の活動では『公衆電話』を扱います。
分解ワークショップの参加募集は終了しておりますが、公衆電話の謎に挑戦はすることはできますので、興味のある方は挑戦してみてください。
♦公衆電話の謎に挑戦する↓(誰でもどなたでも参加可能)
https://forms.gle/WhS8uWbAFFYd3xCp8
♦公衆電話の謎についてのみんなの回答
https://docs.google.com/document/d/1Wi9SHzwPhW9327OvxeZVMmgL6_6_puepUQq2sZ0n1Iw/edit?usp=sharing
最後まで読んでいただきありがとうございます。
以上、モノのしくみ探究部の活動報告でした。


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