REPORT

池浄化大作戦プロジェクト①

-プロジェクト発足!‐

大野 愛弓

Ayumi Ono

2017/5/20

池浄化大作戦プロジェクト①

お越しいただいたことのある方はもちろんご存知かと思いますが、VIVISTOP -Kashiwanoha-のあるT-SITE柏の葉、実は目の前に大きな池が広がっています。
この池、VIVISTOPからその全貌を一望することができるのですが実は調整池なのです。今の池の様子からは信じられないかもしれませんが、かつては整備や管理以外にほぼ人が入ることはない、所謂「ザ・調整池」でした。

ですが今年3月のT-SITE柏の葉オープンに合わせ、この調整池は「たくさんの人が集う場所になってほしい」という願いを込めて、とっても素敵な池へと大変身を遂げたのです。
池の周りにはつい長居したくなるようなベンチがおかれ、テラスのような雰囲気に。
噴水の設置された池には、なんと池に浮かぶステージまで設けられました。
夜にはライトアップされ幻想的な空気を漂わせるこの池には、かつて「ザ・調整池」だった風貌なんて少しも感じません。

そんな池を一望できるこのVIVISTOPの環境、いつでも池のほとりを散歩できるこの立地。
何て贅沢なんだろう・・・と子どもたちも、クルーも、誰もがそう思っていました。

ですが、事態は一変。

雲行きが怪しくなったのは、4月の末ごろ。急に暖かくなり、これからお散歩が楽しい季節!と心躍らせていたそんな時期です。
最寄駅、つくばエクスプレス線柏の葉キャンパス駅からT-SITE柏の葉に向かい、この池の周りを歩いていた時の事。
池の周りを飛び回る、小さな小さな虫を発見いたしました。
その数は無数。もうこの池の周りを歩きながら欠伸なんてしようものなら、大事件です。

そうです。暖かくなり、池から羽ばたいたのです。大量の虫が。
このまま夏になったら、一体このあたりはどうなってしまうのでしょうか。
そう、なんていったってこの池にとってこの夏は、素敵な池に変身を遂げてから初めての夏。
その姿は、誰にも想像できないのです。

さて。この池に起きた事態は「虫の大量発生」だけではありませんでした。
日々気温が上昇していくにつれ、この池にはもう一つの大きな変化が訪れたのです。
それが、今も我々を悩ませる、「藻の大量発生」。
あっという間にどんどん池に増加する藻。
その増加はとどまることを知りません。もうあんなにきれいだった池が噓のよう。
緑の絨毯、と言えば聞こえはいいですが、もう一面藻でいっぱいです。
気を付けてみないと芝生のようにも見えてしまうので、聞くところによると、間違って踏み込んでしまった方がいらしたそうな。

こうなってくるともう負の連鎖は止まりません。
次にやってきたのは、恐るべき「におい問題」。
そうです。もうこの池、本当にくさくなってしまったのです。
横を歩いているだけで、不快感を覚えます。

こんな状況。子どもたちが黙っているわけありませんよね。

「虫がすごい!」「きたない!」「くさい!」

大人のみならず、子どもの間でもこの池は話題の中心となっていました。
そんな感想と共に、好奇心旺盛な子どもたちに浮かんでくるのはたくさんの「なんで?」です。

「どうしていきなりこんな虫がいるの?」
「なんでこんなに汚いの?」
「なんでこんなにくさいの?」
「なんでキレイにしないの?」
「どうしたらきれいになるの?」
「いつまでくさいの?」

こういった疑問って、多くの子どもが抱くことができるものです。

ですがその答えって、大人の私たちが必ずしも持っているわけではありませんよね。
だから答えるわけです。

「なんでだろうねー?」
「ね、本当だね。不思議だね」
「本当に汚いねぇ」
「今日、パパに聞いてみよっか」

そう。答えになっていないのです。
でも、仕方ないですよね、だって答えなんてわからないんだもの。

ですが、せっかく生まれた疑問。好奇心の種。
救い上げたいものです。
でも私たちにも答えがありません。

ならば。
みんなで一緒に考えよう。
なんならみんなでこの池、きれいにしちゃおう。

こうして、たくさんの「なんで?」を抱えた子どもたちを中心に、「池浄化大作戦プロジェクト」は発足したのでした。

つづく。

池浄化大作戦プロジェクト①池浄化大作戦プロジェクト①

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