REPORT

VIVISTOP DAYS

廃材コマ大会、突如開催!と、その結果

大野 愛弓

Ayumi Ono

2017/3/26

廃材コマ大会、突如開催!と、その結果

「本日、16時半から!コマ回し大会開催しまーす!!」

ホワイトボードに書かれた「16:30~コマ大会!挑戦者求む!!」というメッセージとともに、子どもたちのそんなアナウンスが聞こえてきたのは、ある日曜日のお昼過ぎのこと。

VIVISTOPでは、常に60種類以上もの<廃材マテリアル>を置いています。
<廃材マテリアル>とは、使われなくなって捨てられた廃材を仕分けして綺麗にし、子どもたちがモノづくりの材料として安全に使えるように、産業廃棄物の会社さんがご提供くださっているもの。
VIVISTOPでは、捨てられるものを減らそうとしてアップサイクリングの活動に積極的に取り組み、VIVISTOPに供給くださっている会社さんへの尊敬を込めて、また生まれ変わった<ユニークな材料>として認識していこう!との気持ちを込めて<マテリアル>と呼んでいます。

この<廃材マテリアル>、VIVISTOPでは、子どもたちが自由に手に取り、見て、触って、モノづくりに使うことができるようになっているのです。これがまた、子どもたちにとても人気。月に一度のこの廃材マテリアルの配達日を心待ちにしている子どもたちもいるほどです。

コマ回し大会の開催されたこの日は、朝からこれら廃材マテリアルを使ったコマ作りに夢中になる子どもたちがたくさんいました。

廃材コマ大会、突如開催!と、その結果

廃材マテリアルをつかって、さまざまなコマが生まれてきます

あるメンバーがコマ作りを始めたことをきっかけに、その熱は周りの子どもたちに伝染。
たくさんの子どもたちがコマ作りを始めたのです。
彼らは、いくつもいくつもコマを作っては対決、負けて悔しい思いをしては作り直してまた対決…と、熱中して取り組んでいました。

廃材コマ大会、突如開催!と、その結果

どんな設計をすると回るのか、真剣な話し合いが続きます

その盛り上がりは留まることを知らず、コマ回し大会を自分たちで企画、実施するに至ったのです。

コマ作りをしていた子どもたちは、VIVISTOP内で他の活動をしていた子どもたちへもどんどん声をかけます。
その影響力たるものや素晴らしく、その日VIVISTOPにいた子どもたちはほぼ全員が大会へ参戦することに。
そしてその参戦依頼は、我々大人にも同様に降ってきました。

子どもたちよ。
本当にいいのですか。
我々まで参戦してしまって。
モノづくりが好きな大人が集まっているのですよ。
私たち、容赦しませんよ。
いつだってなんだって、本気で楽しむチームですもの。
(そういう筆者は参戦せずに応援係)

とにかく。参加者は十分に集まりました。
さぁここから先が勝負です。
コマ大会が開催される16時半までおよそ2時間。
それぞれが、自分のコマを作ります。

「廃材のみを使う」
それだけが、選手に課されたルール。

大人も子どもも、その表情は真剣そのもの。
重い方がいいのか、軽い方がいいのか。
大きい方がいいのか、小さい方がいいのか。
回転の持続性で勝負に挑むか、攻撃力で勝負に挑むか。
各々が試行錯誤、作戦を練りながら準備に励みました。

廃材コマ大会、突如開催!と、その結果

さまざまな個性的なコマたちが出来上がりました。さぁ、どのコマが勝つのか!?

16時半。
大会が始まりました。

廃材コマ大会、突如開催!と、その結果

よーい、スタート!!真剣勝負が始まります


その日、突発的に、しかも子どもたちの手によって企画されたイベントにも関わらず、大会開催時にはきちんと大会用ステージが用意され、トーナメント表まで完成していました。

マイクを使って司会をするメンバー。
ゲームを実況中継するメンバー。
スコアを記録するメンバー。
選手たちを応援するメンバー。

役割分担もばっちりです。どうして話し合いもなくこんなにキレイに役割分担できたのか。
大人のこちらが感銘を受けてしまいます。
だって大人の世界だって中々そうは上手くはいきませんもの。

16時半から、2回にわたり実施されたこのコマ大会。

その白熱ぶりは、T-SITE柏の葉へ遊びに来ていた一般のお客様がギャラリーとしてVIVISTOP周りにずらーっと集まってくださったほど。
大会の結果は、言うまでもなく)2回戦とも大人が優勝させて頂きました。
だって言いましたよね、容赦しないよって...。

白熱しました。

廃材コマ大会、突如開催!と、その結果廃材コマ大会、突如開催!と、その結果

こどもも、大人も、本気で戦いました!

素晴らしかったのは、この大会の締めくくり。
なんと優勝者へトロフィーと賞状が授与されました。
そう、このコマ回し大会実行委員のメンバーたちが用意したものです。
大会までの準備時間中、自分のコマ制作のみならず優勝者用に廃材でトロフィーまで作っていたのですから驚きです。

廃材コマ大会、突如開催!と、その結果

こどもたちから、優勝者へのトロフィーと賞状が授与されました

さまざまなイベントを定期的に行っているVIVISTOP。

実は、その初回のイベントは子どもたち手動のものだったのです。
この日はVIVISTOP全体が一体となり、大人も子どもも一緒になって白熱した記念すべき一日となりました。

こんなに盛り上げてくれたのに。2回戦とも大人が勝ってしまってごめんね。

だけどね、この大会をした翌週。
大会に出場したメンバーたちが、優勝した大人の作ったコマを真剣に見つめながら自分のコマの改良をしている姿を見た瞬間。
あぁ。こんな大人がいてもいいんだなっと。
そう思ったのでした。

廃材コマ大会、突如開催!と、その結果

最後は、みんなで記念撮影。コマへの興味、ますます深まってくれたかな?

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